障害は個性といわないで

by ootsukablog, 2015年4月19日

障がい者の人がやった仕事でミスや遅れが生じたとき。
会社から言われたことが守れなかったとき。

「だから障がい者はできない」と決めつけてはならないのですが(いまどきあまりいないかな)。。。

とある障がい者雇用担当者の方の談。

私だってミスします。
段取りや優先順位は得意ではありません。
誰にでもあることですからね。。
いちいち気にしてたら一緒にはたらいていけませんしね。わはは。

障害を障害と思わないことにしてます。
ひとつの個性ですよね。
同じ人間同士!
みんな違ってみんないい♪
そのままのあなたが素敵ぃ。

これって、担当者の方の怠慢だと思うよ。
何か課題が発生した時、個性だ、個性だと流してしまうのはよくないと思う。

また、職場でなにか問題が発生したりすると、なんとかしなければならないと思うけど、
そのうち、その現象が消失すると、
ほっとしてしまい、
結局、その問題がなぜに発生しているのかの真因を掘り下げることもなく
対策を打つこともなく、やり過ごされてしまう。
障がい者の場合は、課題発生の原因が、環境側(会社側、仕事を与える側)にあることがほとんどなのに、だ。

障がい者と働くうえで
必要な「みんな同じ人間同士」の基本的スタンスに立ったうえで

ご担当者の方は
あえて、「障がいは個性」という語彙を使わずに、マネジメントを組み立てていただきたいと思う次第。

仕事をする上での「課題」「困難性」「苦手さ」はきちんと評価して
そのことをその解決策、対策に時間も人も場合によってはお金も使っていく。
ひいてはそのことが、障がい者の定着や、生産性向上やにつながるんだとおもうから。

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