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宮城県丸森町 はたまき・手作りの里

by ootsukablog, 2016年11月20日

社会福祉法人はらから福祉会の運営するB型事業所のひとつ

はたまき・手作りの里に見学で伺う。

失礼ながらとても辺ぴな場所である。

とても新しいとは言えない建物。

そして、機械らしい機械もない。

はらから福祉会の中で、「最も機械化されていない」とおっしゃるはたまき・手作りの里。

 

そんな中、かりんとうの製造・販売で時給550円の工賃を支払っていらっしゃる。

その仕組みは、極めて明快!

理念の共有

目標の共有

達成状況の共有

利用者の能力向上、意欲向上

PDCA

そして、それをひっぱるリーダーシップである。

 

以前に、おおつかから、「はらからはきたない(失礼しました)」と言われて、当時の太田施設長が率先して事業所を徹底的に掃除したのだそうだ。それをみた他の職員たちも掃除をするようになり、事業所がたちまちピカピカになっていき工賃もあがったのだそうだ。

 

う~む。すごいね。

 

掃除をすることで、「気づき力」が向上する。

ちょっとした製品の品質の変化や、利用者(障害者)の変化に鋭く気付くことができるようになると。

昔、おおつかが、障害者支援施設の「傘立ての法則」というのをみんなに言っていたことを思い出した(笑)

事業所の玄関に、傘立てがあるが

その傘立ての状態

・乱雑に傘が何本もおいてある

・そろえてあるが傘がおいてある

・晴れている日は傘立てが撤去されている(固定式の場合は、傘がしまわれている)

を見て、その施設の、状況を推察してたことがあります。

要は、一事が万事で、

小さいことはどうでもいい

とか、

それは自分の仕事じゃない

とかいう意識の表れが、傘立てだというオチ。

 

あ、また話がずれました。

東北は寒かったですが、やっぱり工賃アップに成功している事業所の特徴は同じ。

とても学びの多い一日でした。

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