「精神障がい者との関わり」

by ootsukablog, 2014年7月24日

休職中のうつ病の社員と違うと言われてもね。
FVPさんが言う、働き続けてくれる精神障害者って、
いったいどこに行けば出会えるのか?

採用のご担当者からそんな質問をされることは多い。

求人しても、思うような人に応募してもらえない。
紹介を受ける障害者も「違うんだよね」という感じ。
そのような背景があることは想像にたやすい。

誤解を恐れずに申し上げると
働きたいとおっしゃる精神障害の方の中には
実は働く準備のできていない方もいらっしゃる。
なので、「違うんだよね」とおっしゃる担当者の方の言い分も非常によく理解できる。

そんな経験によってすべての精神障害者をNGとすることはとてももったいないのである。
では、実際に出会っていただこう、交流していただこう
ということで、企業の採用ご担当者向けのセミナーを開催した。

精神障害者の採用、雇用管理のポイントをお伝えし
就労移行支援事業所HOPE神田さんで就労訓練をしている精神障害者の方にお出まし願った。
4人の訓練生のみなさんからは、
病気のこと、訓練のこと、就職に向けた意欲などを話していただいた。
そして、普段は聞けそうで聞けない突っ込んだ質問をしていただいたのだ。

統合失調症とはいったいどういう病気か。
発達障害に気付いたのはいつごろか。
障害や病気のことを自分ではどう受け止めているか。
具合が悪くなるとどんな症状がでるのか。
訓練を受けてどんなことが良かったか。
家族はどんなサポートをしてくれているのか。

参加された企業の方は、異口同音に「よかった」と言っていただいた。
精神障害の方のイメージが良くなったことは間違いない。

実際に採用を進められる場合は、その際、精神障害の方が働きやすい環境、働き続けやすい環境を整えて差し上げさえば、怖いものなしである。
今ある環境に放り込みをやるのではなく。
そうすれば、彼ら精神障害のある方たちは、想像以上に組織に貢献してくれると断言する。

ちなみに、同様のセミナーを8月5日に予定している。
お席の余裕はごくわずか。ご興味のある方はお早目にお申し込みを。

セミナーのお申し込みはこちらから
http://www.fvp.co.jp/service/company/seminar/20140805/index.php

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