障害者雇用率2%時代に向けた施策…

by ootsukablog, 2012年10月10日

昨日神戸へ出張していて、新幹線の中のニュースの電光掲示板で見つけた

ハローワークへ専門家配置 福祉と企業の橋渡しへ 厚生労働省

と。

「専門家」ってどういう人たちだろう。
今まで配置されていた、コーディネータとどこが違うんだろう。。

ググったら出てきました(*_*)

企業と福祉施設の橋渡し役を担う「就職支援コーディネーター(仮称)」として、臨床心理士ら専門家を全国の労働局に配置することが9日、分かった。障害者の就職件数が過去最多となるなど就労意欲の高まりに対応するとともに、就労のきっかけをつくるのが狙いだ。

13年度から、企業に義務付けられた障害者の法定雇用率の引き上げも決まっており、厚労省は「これまで障害者を雇ったことがなかったり、雇う余裕がなかったりした中小企業への支援が重要だ」としている。関連経費として来年度予算の概算要求に2億9千万円を盛り込んだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201210100042.html

とのこと。

新聞記事なので、鵜呑みにしてはいけないけど
法定擁立の引き上げをにらんで、障害者雇用経験のない企業や中小企業への支援が重要だとして
2億9千万の予算を要求し、その使い道して「就職支援コーディネーター」を配置するっていう文脈に取れる。

もしそうだとすれば、そのお金の使い方、おおつか的には異論がある。

企業の障害者雇用に対する不安や負担感を除去する仕事は、
少なくとも「臨床心理士など専門家」ではないと思うから。

臨床心理士など専門家が、企業の不安まで除去する力はないし、
企業と本人をつなぐコーディネートスキルを期待することも難しいよ。
障害者本人を支援するという意味ではいいと思うけど
障害者雇用率2%を睨むなら
「企業のことが分かる専門家」が必要なのではないだろうか。

経営戦略や
人事政策
といった、企業のあるべき姿と障害者雇用を関連付けて
「企業も障害者も満足する」障害者雇用が必要だとおおつかは思う。

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