南高愛隣会、田島良昭さんが亡くなられた。
この写真は「共生社会をつくる愛の基金」のシンポジウム(2年前の2019年)でご一緒した際、舞台袖で撮影したもの。
左が浅野史郎さん、おおつか、そして田島さんである。
昔は、田島さんに対しては、近寄りがたいほどのオーラを感じ、わたくしごとき、直接お話をすることなど一生ないだろうと思っていたが、様々な方々からご縁をつないでいただき、様々な学びをいただいた。
そして、近寄りがたいと感じていたのは、こちらの大いなる誤解であった。
「私は、ぜんぶ障害のある人たちに教えてもらったんです」とおっしゃる田島さんはくしゃくしゃの笑顔であった。
田島さんの原動力は、「障がいのある人の幸せを願うきもち」。ずっとこの思いを持ち続けられたのだと思う。
はじめてコロニー雲仙を訪れたときのショックは忘れられない。
入所施設では障害のある人が幸せではない・・とご自身で入所施設を解体し、
障害のある方が納税できるよう働く場を作り、
障害のある方も恋愛して結婚できるよう結婚相談所を作り、
福祉関係者だけでなく地域の人達を巻き込んだコミュニティを作り、
罪に問われた障がいのある方を地域に戻す制度を作り、、、
「障がいのある人が『普通の暮らし』ができるように」との願いのもと、
ありとあらゆる困難を突破してこられた。
そんな田島さんのご本のタイトルが「一隅を照らすろうそくに」であると・・
私も全力で走ります。
ご冥福をお祈りいたします。