この写真は2003年10月3日 丸の内の日本工業倶楽部で開催したFVP(当時は福祉ベンチャーパートナーズ)のキックオフセミナーの写真。
アナログの写真で、だれが講師なのかほとんどわからないと思います。
この写真の講師は、先日お亡くなりになられた坂本孝さんです。基調講演の小倉昌男さんに続いて、ご講演をお願いしたのです(テーマはもう忘れてます・・)。
坂本さんは、ブックオフ、株式会社俺の を創業され、その偉大な功績は誰もが知るところです。
実は、大塚の人生を大きく変えてくださった方の一人です。
改めて天国の坂本さんにお礼をお伝えしたいと思い、パソコンに向かっています。
坂本さんとのご縁の始まりは、このキックオフセミナーの前年の2002年の初夏ごろです。盛和塾の勉強会でした。
当時、新入塾生だった私は、勉強会の席で、自分が支援していた北陸地方の蔵元の経営改革や事業再生について「初歩的な質問」というか「気づき」を話したのが発端です。
その内容というのは、経営状況を分析し、合理的、理論的に考えて判断していくものだと思っていたが、盛和塾で勉強し始めて、自分の考え方が間違っていたのだろうかと思う・・といった趣旨のことだったと思います。
そのつぶやきが、坂本さんには「面白いことを言うやつだな」と思われたようでした。
「実際に現地の蔵元に行ってみなければ判断できないからそこに行こう」と、北陸の蔵元を訪問するとおっしゃるではないですか。
しかも坂本さんだけではありません。ご自身の仲間の経営者の方たちに大勢声を掛けて、その北陸蔵元ツアーが敢行されました。
そのときの駅での記念写真がこれです。後ろの列のオレンジのジャケット姿が坂本さんです。
そのツアーの目的は、残念ながら完遂されませんでした。自身の若気の至り、衝動性の高さ故、いろいろ恥ずかしいことを言ってしまいました。(内容は秘密です)
が、そんなご縁が始まりとなり、たくさんのご指導や励ましをいただきました。
その流れの中で、FVPのキックオフセミナーにご登壇いただいた・・という経緯なのです。
あれから20年もたちました。
私も、若気の至りという言葉が通用しなくなった年齢になっています。相変わらずの衝動性がコントロールしきれてない大塚ではありますが、教えていただいたことを財産として、経営を、自分の人生を頑張っていこうと思います。
坂本社長。本当にありがとうございました。
ゆっくりとお休みください。