特例子会社で農業に取り組む企業も増えているよね。
「障害者雇用で農業やりませんか」と
障害者雇用対策で農業ビジネスをパッケージ販売する会社も全国に生まれている。
そして、そのパッケージを買ったという企業にお会いする機会も増えてきた。
福祉の分野では、農福連携と言う言葉が盛んに言われるようになった。
耕作放棄地を借り受けて障害者の施設で農業をやっているという話はもう珍しくもない。
でも多くの事例はなんとなくすっきりしない。
苦労されている。
量が作れない。
スポット仕事が多く、年間通しての仕事として確立されにくい。
高く売れない。または安いものしか作れない。
販路が広がらない。
投資が重たい。
普通はなかなか儲からないのだ。
なのに、なぜか障害者雇用というバイアスがかかると、
その辺のチェックが甘くなってしまう傾向が大。
今後、障害者雇用・就労で、農業に参入する企業、施設の方へのご提案。
こんな感じでビジネスとしてきちっと回して行けそうなら、可能性は広がると思う。
1.農業に参入する必然性がある(既存事業とのシナジー効果が期待できる)
2.生産量が確保できそう:仕事としての量が見込める
3.生産性の確保:水耕栽培やビニールハウスなどで回転率を高められる。
4.できれば付加価値の高い作物:面積当たりの売上が高くなるので
5.流通の確保:作った分だけ、全量を一年中買ってもらえることが大事。
既存の事業が外食や小売りなどであればGOODですが、そうでなければ
同時に販売先を見つけなければけっこうなロスが出るよね。
2から4まではノウハウだからお金を出して買うことができるけど
1と5はけっこうハードルがある。
農業で障害者雇用をするかどうかを決めるには、
1と5の課題がクリアできるかどうかで見極めていくとよいのではないかと思う。
どうでしょ。
みなさんの意見もききたいな。