発達障害者就労支援者向けセミナー事業の打ち合わせと兼ねて、宇都宮教育大学の梅永雄二先生の主催するセミナーへ、秋晴れの栃木・宇都宮へ出掛けてきた。
おおつかの乗った東武特急鬼怒川温泉行きは、み~んな行楽の人ばかりでした(←余談)
テーマは重度の知的障害のある自閉症の就労、生活、支援ということなんですが、
これがものすごく勉強になった。
素人ながらに、いろいろ本を読んだり、セミナーに出たりする中で
要は「知っているような気がしていた」んですが、
いやいや、浅はか、浅はか
勉強すればするほど、奥が深い。
「重度の知的障害のある自閉症」の方の「就労」という切り口でモノを考えると
たいがいの問題はほとんど解決されるのではないかと思う。
ゴカイを恐れずに言うならば
要は、「これほどの重度の知的障害を伴う重い自閉症の人」
イコール
「就労不可」
イコール
「支援とは余暇や生きる喜びを楽しめるようにする」
と考えがちなところを
いやいや、構造化と環境調整で「働ける!」という学び。
特例子会社や
ソーシャルファームというのは
重度の知的障害のある自閉症の方などの就労の場として活用されるべきだろう。
現状はそうでないのだけど、長い間かかったとしても、そうなるよう、おおつかもがんばりたい。
超余談なのですが、超大事なポイントにも気づいた。
このセミナー
福祉の支援者の人や、親御さんたち、就労の経験のない学生さんたちが受講生のようだったけど。。
一番、共感するのは、経営者だと思う。
「どうやって、人を生産的な活動に向けるか、どうやって生み出す付加価値を最大化するか」
が関心のある人に
「環境」でこんなに生産性があがるのだと知らされたら、重度の知的障害のある自閉症の方の雇用も含めて、やらずにはいられないと思う。
課題は、どうやって「経営者たち」を水飲み場(セミナー)まで連れてくるか、、だけど。