障害者自立支援法は重い障害を持つ人の尊厳を傷つけた。
障害者に悪影響を与えた。
心から反省の意を表する。
だから障害者自立支援法は廃止する。
と長妻厚生労働大臣が障害者団体に謝罪した。
メディアの文脈はそういう風に伝えます。
う~む。
どう考えてもそれは短絡的過ぎますわ。
車椅子に乗った障がい者と長妻大臣。
固い握手。
マスコミ的には「おいし過ぎる」絵です。
弱者代表の障がい者。
弱者の見方の長妻大臣。
重度の障害のある方の生存権の問題と、障害者自立支援法の基本理念をぐちゃぐちゃにしてしまってますわ。生きていくための支援を1割負担の議論がそのまま、自立支援法の存在否定をするのはナンセンス。
修正が必要なところは、直していって、基本理念は認めるべきだわ。
一生、塀の中で、一生箱折りをして、家族や地域の人との関わりなく、生きていかなければならない状態を「尊厳を守ること」というのでしょうか。
命を維持するための支援と、社会参画していくための福祉サービスを2段階にして考えていくべきなのだと思いますわ。
それにしてもマスコミって国をいじめるのが好きですね。
ハンセン病の裁判と、このことはぜんぜん次元が違うわ。
障害者自立支援法は完璧に政治利用されてますね。かわいそうに。