障がい者の世界で仕事をするようになってから学んだ業界用語について。
業界では普通につかわれていて、実は業界外の人にとってみるとびっくり。
そんな言葉はいろいろある。 業界に触れてまもないこり、 びっくりした言葉をご紹介します。
知っているからと言って何の役にも立たないけどね。
暇つぶしにでも読んでください(笑)。
・熱発(ねっぱつ)=熱が出ること。発熱のことをそう呼ぶ。どうやら医療の世界からやってきた使い方のようだ。
・職場実習:いわゆるインターン。雇用契約を結んだ状態でなく実際の現場で実技や実務を行うこと。「教育実習」、「保育実習」「介護実習」などの名称から援用されているらしい。
・あり方:「本来は〇〇あるべき」という理想の姿を短くあらわしたもの。行政、各関係機関などのあちらこちらで「あり方検討会」「あり方研究会」が開かれている。個人的には、あり方が議論されたあと、その実現のためのロードマップとかはあまり見たことがない。
・こだわり:「店主のこだわり」「こだわって作りました」など世間一般では肯定的な表現だが、障がい者の世界では特定のもの、こと、やり方などに執着し、それ以外のことを受け入れないことを指すことば。個人的にはあまり適切ではないと思うけど。
作業:障がい者就労支援施設などで障がい者(利用者)が行う仕事、業務のこと。労働ではないので、作業というのかな。障がい者支援施設の職員に対して「おたくではどんな作業をやっているのですか?」と質問すると、「あなたの施設で障がい者はどんな仕事をやっているのか?」という意味になる「作業療法≒リハビリ」という医療的な考え方が由来しているのだろうか。
・なかぽつセンター:障害者就業・生活支援センターのこと。就業と生活のあいだに「・(なかぽつ)」があることが呼称の発端のよう。大阪では「しゅうぽつ」と呼ばれるが京都では「なかぽつ」。不思議。
今日はここまで(笑)。
でも。10年以上も業界にいると、もしかして、おおつか自身がずっぽり業界に浸かってしまっているかもね。