わたしはそういえば中小企業診断士だった。
そう思うことが1年に1回あります。
中小企業診断士は規定の研修に1年に1回参加している必要があり、その更新研修に参加するとき。
今年はこの時期、週末の午後、とある機関の実施する中小企業診断士更新研修に参加しました。
小規模企業の経営改善というテーマで、事例が提示され、
その課題と改善提案をまとめるというケーススタディに取り組むカリキュラムが。
大変恥ずかしいことに、最近の自分は中小企業診断士としての業務に携わることがまったくといってないため、ついていけるだろうかと内心不安になっておりましたです。
ところが意外なことに気付いたのですが、普段お付き合いしている就労支援事業所というのは、企業経営の中で区分するならば「小規模企業」そのものであり、実はそういう「ケース」と日常的に向き合っていたのであったといまさらながら気づいたのでした。
リーダーシップとマネジメントという理屈っぽい世界が通用せず、けれどもそれなにに原理原則押さえていかないと成果なんてまったく生まれず、経営資源は相対的に不利だけど、どこか強みを見つけてそこから突破する。スピード感をもって挑戦すればきちんと成果が生まれる。
就労支援事業所の支援をする中でそんな経験を積ませていただいているんだなあ。対象は中小企業基本法に定義された企業、中小企業ではないけれど、自分なりに中小企業診断士の資格を使って世の中にお役に立たせていただいているかも。
なんてことを思いながらの週末でした。