社会に貢献する役割を一緒に担う仲間

by ootsukablog, 2014年4月10日

これまでみなさんは、お父さん、お母さん、ご兄弟、施設の職員さんなどに
たくさん助けてもらい、今日と言う日を迎えました。

今日からはみなさんは会社員です。
仕事をしてお給料をもらいます。
税金も払います。
これからは、仲間や会社を助け、社会に貢献していく立場です。
仕事をがんばって、お客様に喜んでいただき、一緒に会社を盛り上げていく責任のある立場です。

仕事は決して楽しいことばかりではありません。
お給料をもらうのですから、苦しいことだってあります。
けれども、今日の「がんばる」という気持ちを忘れず、一所懸命に仕事に取り組みさえすれば、大丈夫です。
仕事に全力で取り組んで、仲間やお客様に信頼されるようにがんばりましょう。
そのことによって、みんなが安心して働き続けられる会社に、
50年も100年も社会から必要とされ続ける会社にしていきましょう。

こんな感じで、
ハートフル松本FVPの入社式で、8名の知的障害のある社員たちに伝えました。

いわゆる「助けてもらう」世界に棲んでいた彼ら。
あなたたちが頑張ってくれないと会社が潰れてしまう。
大変だろうけどがんばってもらう。
社会に貢献する役割を一緒に担う仲間として彼らと付き合う。
人間対人間で付き合っていく。

自分は、合理主義者だと思う。
「やさしい気持ち」とか、「助け合いの気持ち」という考え方は否定しないが、
障害者雇用の効能を「障害者がいることで職場がやさしくなる」などと言われると
ケチをつけたくなるタイプだ。
施設が「あなたがいないと本当に困る」環境になっていないのに、
「かけがえのない存在」とおっしゃる福祉関係者に反論したくなる。

仕事は楽しい。
仕事は苦しい。
大変だけど、お給料もらう責任があるからである。
当てにされるから仕事である。
誰かの役に立つから仕事である。

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