昨年11月の浅野史郎さんの出版記念パーティで司会をやらせていただいた(正確にはお断りできずにお引き受けしてしまった)ご縁で、浅野さんがその打ち上げをやろうとお声をかけてくださった。
打ち上げの場所は、新宿歌舞伎町。
その名も「駆け込み餃子」という居酒屋である。
この駆け込み餃子は、刑務所を出所した人たちの社会復帰の役割を果たしているのだ。
あとからあとからお客が入ってくる大繁盛の居酒屋。土地柄海外の観光客も目に付く。
この居酒屋の仕掛け人が、玄秀盛さん(写真の左から2番目)である。
奇しくも、浅野史郎さんと玄秀盛さんは同じHTLVウィルスの感染者つながりというご縁だそう。そのご縁を浅野さんにつないでいただいた。
玄秀盛さんは、公益社団法人日本駆け込み寺を運営されている。http://nippon-kakekomidera.jp/
DV、家出、金銭トラブル、ストーカー、家庭内暴力、虐待など、年齢・性別・国・宗教を問わず、人生のさまざまな問題を抱えた人々の相談を受け、サポートされている。
考えてみれば、障がい者の方は、課題はあれども制度はきちんと整っていて、誰かしら、何かしらの支援が得られる。ところがそうでない人たちも、この日本という国の中で、たくさん困難を抱えている。が、手を差し伸べてくれる人も制度もなく、苦しみにあえいでいらっしゃる。
そういう方々に、命がけで拘わっていらっしゃる玄さんとのまなざし、
エラそうなことを言える立場ではないが、玄さんの発言のひとつひとつ、
本当にずどーんと重心が低くて、「腹がくくれている」「肝が据わっている」とはこういうことなんだろうなあと思った。(かたや、おおつかなんて、小者、小者、ほんと、吹き飛ばされそうないい加減な感じ)
居酒屋の料理はとてもおいしく、お話も楽しく、浅野史郎さんの冗談もキレッキレで、超楽しかった。
浅野史郎さんも日記に書いてくださっている↓
http://www.asanoshiro.org/jogdiary/index.htm
直接の出所者支援はなかなか難しいけど、この駆け込み餃子の売上に貢献することなら続けられそうだ。
ぜひみなさんも↓
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13180525/