子供の学校で「学校公開」となっており、授業を見に行ってきた。
(ご存じないご年配の方へ。。昔でいう授業参観をもっとオープンにした感じかな。)
道徳の授業があって
それに付き合ったのだけど
とても印象的であったので、思わずここでご披露します。
1~2時間目の特別授業で
視覚障害のあるパラリンピック柔道選手に学校に来てもらい、話をきいている。
その後に道徳の授業があり、
「席が空いているのに(?)」というタイトルだったかな。
障害のある人とのかかわりについて学ぶ内容だった。
教科書には、
日曜日の夕方、お父さんと出かけた男の子が
帰りの電車で、白い杖をついた人が乗ってきたのを見たことが書かれている。
席が空いているのに、その視覚障害の男の人は
ドアのそばにいて立ったまま。
男の子がお父さんに相談すると
お父さんは、その障害のある男の人のところに近づき
すこし話をしてまた席にもどった。。云々と書かれている。
お父さんは
障害のある人と話をしたことを男の子に教えてくれた。
やさしい気持ちを喜んでくれたこと
でも、この(ドアの近くに立っていた)方がおりるとき自分には都合がいいといったこと。
という風に話が続く。
授業で学ぶのは
普段の生活の中で、障害のある人とどのように接していけばよいか
ということを考えること。
目が見えないのは大変だ。
苦労があるのだろう。
見えないと怖い思いをしているのではないか。
努力して頑張っている姿がすごいと思う。
道徳の前に聞いたパラリンピックの柔道でメダルをとった視覚障害の人の話と合わせて
子供たちがそれぞれに感想を言い合う。
疲れているかもしれないから、その男の人を、あいている席まで連れて行ってあげて座らせてあげ
降りるときもう一度出口まで連れて行ってあげる
といった意見も聞かれて
なんだか自分のことのようにうれしかった。
先生の授業のまとめはこうであった。
障害のある人にとって、やさしい気持ちを持つこと,
お手伝いをすることはとても大事だ。
でも、自分でできることは自分でやりたいという気持ちを持つのはみんな一緒。
自分でやりたいと思うことは応援してあげることが大事。
でも、何ができることで、何を助けてもらいたいか
ということは、人によっても、時と場合によっても違うので
まずは、その人に聞いてみるといい。
自分から「困っていることありますか」「お手伝いすることありますか」と聞いてみるとわかるよ。
なんか
自分のことのようにうれしくなってきた。
この子供たちが、社会にでて、
そういう行動をしてくれるといいな。
そのためにも、私たちができることは
障害のある人たちが頑張っていける社会をつくることなのよね。
ところで、おおつか自身は
障害のある人とのかかわりについて、学校で教えてもらった記憶がない。
大人になって、この世界の仕事をするようになって、あらためて学んだような状況。
お恥ずかしいです。