IPSメソッドの就労支援に目からうろこ

by ootsukablog, 2014年6月4日

小平の国立精神・神経医療研究センター病院のデイケアの「就労支援プログラム」の見学に行った。

ハローワークの指導官から「医療でも就労支援がんばってるので、見に行きませんか?」と誘っていただいて
実現した。ありがとうございます!M指導官!

2年で78名が就職し、退職はわずか7名、しかも病状の悪化による退職者はゼロというからすごい。

おおつかは素人なので
詳しいことは、よくわからないが
米国で1990年代前半に開発された就労支援モデル「IPSのメソッド」
に、依拠した就労支援プログラムなのだそう。

週1回3か月のプログラムプログラムを受ける精神障害の方には
自己理解、障害の重要、対処法の獲得
就労の心構えづくり
といった内容のプログラムが練り上げられたテキストとして配布される。

座学+ワーク+本人の発表
という形で進んでいく。

「職業準備性」という概念に基づかず
本人の「意思」があれば、働けるという考え方なのだそう。

定着率の高さを見れば、IPSメソッドの有効性が容易に想像できる。

画期的すぎて、おおつかは、面食らう。
まだまだ勉強しなければ~!

医療機関が就労支援をやっていることのメリットは小さくない。
本人の受診日に合わせて、臨床心理士や作業療法士などの専門家と本人も参加しての
ケースカンファレンスが実施される格好。
これが長きにわたる定着支援の機能も果たすという次第だ。

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