厚生労働省が、平成25年度障害者の雇用状況に関する企業名公表、「該当なし」として報道発表がなされれた。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11704000-Shokugyouanteikyokukoureishougaikoyoutaisakubu-shougaishakoyoutaisakuka/0000041672.pdf
要は、企業名公表となった企業は、昨年度に引き続き今年度もゼロということだ。
いやいや、これはすごいことだと思う。
世の中が本気で障害者雇用をやり始めている。
やってもらう仕事がない
なんてことを言っていられない時代だということだろう。
企業名公表を前提として指導されたのは60社。
そのいずれもが「基準を上回る」または「基準を満たす改善」が見られたのだ。
ちなみに公表基準は以下のとおり。
~厚生労働省報道発表資料から抜粋します~
平成26年1月1日現在において、平成24年の全国平均実雇用率(1.69%)未
満の場合は、企業名を公表することとしています。
なお、上記①の企業については、下記ア又はイのいずれかに該当する場合は、
初回の公表に限り公表を猶予することとしています。
ア 直近の障害者雇用の取組の状況から、実雇用率が速やかに平成24年の全
国平均実雇用率(1.69%)以上、又は不足数が0人となることが見込まれ
るものであること。
イ 特別指導期間終了後の1月1日から1年以内に特例子会社の設立を実現
し、かつ、実雇用率が平成24年の全国平均実雇用率(1.69%)以上、又は
不足数が0人となると判断できるものであること。
ものすごく厳しい「基準」である。
その指導の凄まじさが想像にたやすい。
「雇いたい企業」「雇わねばならない事情の企業」は増える一方だと感じる。
ますます売り手市場になることは自明の理。
インバウンド(いい人がいれば雇いたい)感覚では、ほぼほぼ、思うようには(計画的な)採用なんて無理だということだ。
採用担当者の方、
苦労をお察しする。
採用できない
とご相談に来られる企業と同じくらい
採用したけどうまくいかない
とご相談に来られる企業
が増えてきた。
世の中の障害者雇用、潮目が変わりつつある予感すらする。あくまでもおおつかの個人的意見ですが。。