ひとりごと

by ootsukablog, 2013年8月9日

障害のある社員をどのようにキャリアアップさせていけばよいのだろうか。

一緒に働いている障害のない社員たちにどのような教育をすべきなのだろうか。

現場から相談されたときに自信を持ってアドバイスできていないのだが。

紹介された応募者を採用してきたが手詰まり感がある。 もう一段雇用拡大を進めるにはどうすればよいのだろうか。

 

最近このようなご相談を受けることが増えてきた。

 

ご相談に来られたご担当者のおひとりが

ジグソーパズルをやっているようだとおっしゃった。

一生懸命に、ピースの置き場所を探す(問題を解決する)のだが、 ピース(問題)はほかにも沢山残っている。。。

もちろん、どんなに数が多くてもひとつひとつ埋めて行けば いつかはそのパズルを完成させることは可能である。

けど、その道のりはとても遠く感じわが社にも相談に来られたという次第だろう。

 

それで思い出したことがある。

真っ白い絵も写真もないジグソーパズルというのは、 いわゆる普通のタイプの仕上がり写真や絵があって、 手元において見ながらやるのと比べると完成させるまでにひどく時間がかかるそうだ。

言われてみれば容易に想像がつくが、人間の脳というのが、 「完成図を覚えている」「絵の中に周辺との関連性や意味を見出す」などの行為を行い、 効率が上がるという理屈である。

 

障害者雇用に話を戻そう。

障害者雇用のきっかけが外部圧力(雇用率)ということもあって、 状況対応的に始めてしまいがちである。

でもそれが現実。全然かまわないと思う。

完璧な障害者雇用など永遠にないのだから。

大上段に振りかぶってみたところで、正解が見つかるわけではないしね。

 

そして進んで行くうち、このままでは道に迷いそうだと感じる。

我々は次に進むシグナルだとお伝えしている。

 

行動の指針となる障害者雇用の方針と言われるもの(お題目でなくね)。

何を大切にし、何をやらないのかといったことを明文化したもの。

つまりジグソーパズルでいう「仕上がりの絵」を作っていく作業である。

 

絵があると試行錯誤は減るので、早く「ピース」が置けて効率的である。

依って立つところがあるとジャッジにぶれがなくなるので担当者が変わっても安心である。

つくる意義は小さくないと思っている。

 

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