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障害と生産性

by ootsukablog, 2013年8月5日

この写真。
見ただけでわかる人はいないと思います。

テントの向こう(中)に何があるのか。
沢山の人たちが見ているもの。

障がい者の働いている現場。

とある電力工事会社の工事用の器材を洗浄する仕事を、障害のある人がやっている。

それを、視察しているのです。

やっている仕事はしごく単純で、泥のついた器材を、機械や手で洗い、きれいにするというもの。

これを新潟のあおぞらポコレーションさんでは、就労継続支援A型事業(つまり雇用契約を結び)やっている。

新潟県の最低賃金は689円に対し、ここでは800円払われている。

それには、エピソードがあったそうだ。

最初は、その仕事を依頼した企業は、「1個洗浄すると、1個につき〇〇円」という単価で支払っていた。そうしたら、どんどん作業が早くなって、時給換算にすると千何百円に跳ね上がってしまい。。

よって「800円で(勘弁してほしい)」という設定になったそうだ。

一般的に障害者の生産性についてはいろいろと議論もある。
もちろん、どんな仕事でも、障害のない人と同じような生産性が出せないのが、障害者であり、
その得意不得意が大きいから、障害者なんだことは言わずもがなである。

けれど、職域次第で、健常者を上回る生産性をアウトプットできるということの表れである。

アンビリーバブルと言うなかれ。
事実なのですから。

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