本日5月23日。
労働政策審議会障害者雇用部会分科会を傍聴してきた。
で!
来年4月から、その障害者雇用率が1.8%から2.0%に引き上げられると今日5月23日の労働政策審議会障害者雇用分科会で諮問され、了承された。
国や自治体は。2.1%から2.3%へ
教育委員会も2.0%から2.2%へ引き上げられる。
資料はこちらから見られます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002b5zs-att/2r9852000002b63r.pdf
おおつかがこの業界の仕事をし始めて13年くらいでして、
その時から、ずっと障害者雇用促進法に定められた民間企業の障害者雇用率は1.8%でした。
法律では、この雇用率は5年に1回見直しされる決まりですが、今まで15年間、ずっと据え置きでした。
もともと5年に1回の見直しが行われるべくところが、据え置きだったということや、順調に、求職者数、就職件数、雇用率が伸びている中では、引き上げは必然なんでしょう。
今さら勉強不足な話ですが、雇用率っていうのは法改正じゃなくて政令マターで決められることでした。
(余談ですが精神障害者を雇用義務とするかどうかについては、法改正が必要なので、国会を通らなければいけない事項です)
お付き合いしている企業の中には、2.0%に引き上げが遅かれ早かれやってくると想定して、2%越えをゴール設定してやっておられるところも少なくない。
でも、やっとの思いで法定雇用率(1.8%)をクリアした企業にとっては、達成したと思ったら、また雇用率割れというのはイタイですよね。
これから来年度に向けて、いろんな制度や予算の手当てもされるでしょう。
ちゃんとやってる企業が物心両面で報われていく制度になるといいなと思います。
それと、障害者雇用をちゃんとやると、企業が物心両面でトクをするんだよ、ということをちゃんと届けていかなければならないと思います。
障害者雇用に積極的に取り組む企業がさらに活力を増すように。
障害者雇用に積極的に取り組む企業が、さらに生活者から尊敬されるように。
我々も役に立てるよう精進します。