ゆうべ、日本理化学工業の大山隆久社長とご飯食べてたんですけど、その時の話を。
大山さん、新たに知的障害者を雇用しようということで
特別支援学校の生徒の実習生を受け入れたそうです。
でも、ぜんぜん採用できなかった、連絡しても「なしのつぶて」だったそう。
「多分特例子会社に就職を決めちゃったのだと思います。。」
えええ~っ!!
50年も前から多くの知的障害者を雇用している、日本理化学工業さんが、障害者採用が難しくなっているなんて。
人間の究極の幸せは、
①愛されること
②ほめられること
③役に立つこと
④必要とされること
であり、
そのうち
「ほめられること」
「役に立つこと」
「必要とされること」は働くことからしか得られない。
大山泰弘会長は常々おっしゃっておられます。
その理念を実践し、まさに知的障害者に働くことを通じた「究極の幸せ」を感じられるような会社経営をなさっておられるところに
保護者や先生たちは「働かせたくない」と考えるのか~。。
特に知的障害者の雇用は、保護者や特別支援学校の先生や就労支援する人たちの意思が大きく反映しますよね。
そうすると、「有名企業」っていうブランド力が先に立って、
仕事を通じてどんなやりがいを感じられるのか
とか
社会にどのように役に立つ仕事なのか
といったことが、軽視されてしまっているのかも。。。
首都圏の知的障害者雇用って
ブランド志向、大手企業志向、安定志向がどんどん加速していってます。
日本理化学工業さんですら採用が難しいとなると、
新たに障害者雇用をやろうとする企業なんて、もっと難しい。
そういう話になってきます。
ちょっとウォッチし続けますです。