障がい者就労支援施設のトップリーダーである
はらから福祉会（宮城県）さんとご一緒に、長野県伊那市にある伊那食品工業をおたずねした。

いまやトヨタの豊田章雄社長も師と仰ぐほどの存在
会長の塚越寛さんにお目にかかるため。

おおつかの尊敬する馬渕さんに、縁結びをしていただき
塚越さんにお時間をいただくという幸運に恵まれた。

障がい者就労支援の事業においても、年輪経営から学ぶことが多いにあると思ったからだ。

ごみひとつ落ちていない、本社敷地、社屋。
すべて社員が出勤前に自発的に掃除をする。
礼儀正しい挨拶、行動。
会社の理念や方針を、すべての社員の方々同じ言葉で語ってくださる。
理念の徹底、浸透の現れである。

おおつかは6年くらい前にも伊那食品工業さんにお邪魔しているが、
その美しさ、すばらしさは、まったく変わらない。
このことがさらにすばらしい。

塚越会長とのお時間はまことに有意義であった。
結局は、福祉であっても、企業経営であってもまったくかわらない。

そこにすむ、社員の心がどうであるか
ということにかかっている。

美しく正しい心で、一所懸命に仕事に取り組む。
仕事だとおもってやるんじゃなくて、人生そのものだと思ってやる。
自分のため、のみならず、相手のための考え方や行動をする（利他の実践）。
そういう集団になったとき、利益や結果はおのずとついてくる。

FVPからは、おおつかを含めて6人がお話を拝聴した。
とても貴重な学びの機会であった。

「急成長はいけない。あせってはいけない。」
「成長はゆっくりだが、毎日の仕事はフル回転でなければならない」

「あせらずフル回転」これが人生と仕事の要諦だと思った。

一日一生と同じだ。

最後に記念撮影をして、お別れした。
まことにすばらしいひと時。

ご縁に心から感謝するばかりだ。