某県において県内の就労支援事業所にアンケートを実施した結果を共有していただいた。
工賃アップに対する意識調査である。
その自治体の事業所の平均工賃はは、全国の平均工賃を下回っているままである。
その県の名誉のためにそれがどこだということはここでは触れない。
まず工賃アップについてどう考えるかという質問に対して
「積極的に取り組む」が3割
「無理のない範囲で取り組む」が5割
「取り組まないとその他」で2割
という回答であった。
そして、工賃アップを阻害する要因を複数回答で聞いた質問
- 重度の障がい者には現実的に無理だから
- 職員の負担が増えるから
この二つが多数意見であった。
障害者支援に携わるプロの方々が、
障害者の経済的自立、就労支援に関する仕事を「無理のない範囲で」と答えておられる。
そして、障がいが重いからできないと、いろんな困難を障がい者のせいにしておられる。
記名式のアンケートにも拘わらず。。
批判を恐れずに、誤解を恐れずに申し上げます。
それって、ひどいんじゃないでしょうかぁ!!!
宮城県のはらから福祉会の武田元さんは、
工賃向上しないで言い訳してる施設は存在価値がない。
そんな施設は燃やしてしまえ、コンクリートなら爆破してやるとおっしゃっています。
そのアンケートを見て、おおつかも同調します。
「工賃アップ」を無理のない範囲でやろうとしたって、成果なんて出るわけないです。
世の中に無理のない範囲でやればいい仕事なんてありませんから。
もうひとつおまけ。
このアンケートの原票をご覧になった支援団体のトップの方が嘆いておられた。(要はどのこの施設がそのネガティブな意見を言ったかがわかるということ)
ぽっと出の、福祉の意味や使命もわかっていないような事業所の意見だったら、もっと勉強してもらおう、ということにもなるけれど、ネガティブなことを書いてるのは、実は長年にわたって、地域でりっぱな社会福祉法人だと言われてきたような事業所。
そういう人たち、自分のことばっかり要求して、障がい者の人たちのことを全然考えてない。
ひどすぎる・・・。
古い体質の福祉なのだろうか。
真ん中にいるのは障がい者じゃなくて、障がい者施設ではたらく職員になってるのだろうか。。。
やっぱりいおかしい。
もう一回言います。
工賃アップは無理のない範囲でやるもの(やってもやらなくてどっちでもいいもの)じゃないです。