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給料日に思う

by ootsukablog, 2016年1月30日

10名の知的障害者が働くハートフル松本FVP

1月に入って長野県松本市は大雪に見舞われ、会社の周りはまだまだ雪が残ってます。

工場内は当然のこと、寒くて寒くて、超寒がりのおおつかは死にそうな気分になるほどの環境。

メンバー(障がい者社員)たちは、寒さも雪にも全く動ずることなく、ど真剣に仕事に取り組んでくれて、生産量の記録を達成した。

1月29日はお給料日であった。

「1ヶ月ご苦労様。」と声を掛ける。

彼らは口々に「何を買おうかなあ」と満面の笑み。

疲れが吹き飛ぶね。

 

昔話だけど、おおつかが障害者の就労支援の業界に入りたてのころ

障害者施設の職員に言われたことを思い出す。

「うちの利用者(障害者)は、重度なので、1万円札1枚より、千円札3枚の方が喜ぶんです。なので、給料が高いとか低いとかはモチベーションにはならないんですよ。なので給料を上げればみんなが喜ぶという単純なもんじゃないんですよ」と。

そのころは、その意見に対して違和感を抱えつつも反論できなかったおおつか。

今は、「だったら、全部千円札で払えばいい。千円札3枚より、千円札100枚の方が喜ぶでしょ」と言える(笑)

あのときから15年も経ったのか。目の前にいる彼らのお給料を必死にあげて行くと同時に、まだ出会っていない障害者の方の給料のことも考えねばならない。

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