人間の究極の幸せは
人に愛されること
人にほめられること
人の役に立つこと
人に必要とされること
ほめられること 役に立つこと 必要とされること
の3つの幸せは働くことによって得られる
とおっしゃったのは、日本理化学工業の大山泰弘会長。
2月にご逝去された。
川崎で大山会長をしのぶ会が開催され、お礼を申し上げたくてうかがった。
ご縁をいただいたのは今から10年ほど前。
大山会長の徳の高さというのは、日本中の方の知るところだが、
メディアが中心となって
日本理化学工業の障がい者雇用を感動物語にしてしまっていたところには
違和感を覚えていた。
優しい思いやりの心で知的障害者雇用をみんなで支えていく会社
もちろんそれもそのとおりだが、それはすべてではない。
慈善ではなく事業。補助金頼みでははく、障害者をきちんと戦力として活かして採算を取る。
どのように育てるか どのように生産性を上げるか。
その連続があったからこそ、今日の日本理化学工業があるのだと大塚は思う。
障害のある人が働くということについて、おおつかが駆け出しだったころ
生産ラインのほとんどが知的障害者であることに驚き、それが30年前から存在していたことに驚き、雷に打たれたような記憶がある。
どんなに障がいがあっても
どんなに障がいが重くても
働いて社会の役に立ちたいと思う人たちはたくさん社会にいらっしゃる。
もっと働ける
もっとたくさんの障がい者が働ける。
働くという行為は、人間の究極の幸せを追求することだ それは自分も含めてそうだ。それを教えてくださった恩師のおひとりが大山泰弘会長である。
自分たちがやらなければならないことはまだまだある。
大山会長 安らかにお眠りください。