芽室町の九神ファームさんへうかがったついでに、
共働学舎新得農場を訪ねた。
共働学舎さん
文字通り、ともに働き、ともに学ぶ場所として、自給自足の生活を営んでいる。
理事長の宮嶋さんは、2014年のヤマト福祉財団小倉昌男賞も受賞されており、
前から、一度は訪ねてみたかった場所である。
ちょっとだけ共働学舎さんについて触れる。
自労自足を原則とし、障がい者をはじめ、さまざまな社会的な困難を抱えた人たち約70名を受け入れ、ともに生活し、ともに働いている。
一人ひとりは大切な存在だという考え方のもとにどんな人でも受け入れる。
精神障がい者の福祉施設などでもこういう考え方を標ぼうしているところがある。
が、そういう福祉の施設とは全く違う空気が漂っている。
なんかもっと、ピリっとした包容力というのかしら。
なんか上手に表現できないけど。
比叡山に籠ったことはないけれど、そんな感覚というか。。
その理由はなんなんだろうと思って考える。
どんな人も排除しないで受け入れる。
どんな人でも大切な存在として尊重し合う。
上下関係や組織といったものはないが、
よけいに、自立、自律が必要になってくるんだろうか。
なので、福祉の世界に多く見られる「ありの~ままで~♪」「変わらなくても仕方ない」の空気を感じない。
が、不勉強なおおつか。
これ以上は表現力がないのでおしまい。
もっともお伝えしたかったのが
この共働学舎新得農場で製造しているチーズ。
そのチーズは、国内外で数々の賞を受賞しており、高い評価を受けている。
JALのファーストクラスやファーストクラスのチーズとして使われたり
洞爺湖サミットのディナーのチーズとしても採用されたりといった、エピソードも数えきれない。
伺った日は、理事長の宮嶋さんは残念ながらヨーロッパへ出張中とのことだったが、奥様にとても丁寧にご案内いただいた。
牧草地
牛舎
搾乳してから工房までのミルクの運搬(というか運搬しない)
手間を惜しまない製造方法
長期間熟成
おいしいチーズができないわけがない。
買ってきたのがこれ。
ワインを飲みすぎてしまう恐れあり。。気をつけます。